楊月(ようげつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.楊月の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
楊月は周文や雪舟に師事し、牧溪にも画を学んだとされる画僧です。山水、人物、花鳥、蔬菜図などを能くし、幅広い作域の作品を遺しました。その画には雪舟の画風を慕いながらも、室町期の様々な水墨画を広く学んだ跡が示され、楊月独自の画風が確立されています。代表的な作品に『四季山水図』屏風があり、東京国立博物館に重要文化財として収蔵されています。
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2.掛け軸作家「楊月」についての概要
楊月は室町後期に活躍した画僧です。画系については、周文と雪舟に師事し、牧谿を学んだとも、狩野元信と祥啓の画風を兼ね備えているとも伝えられています。狩野永納『本朝画史』には、筆法は大まかで粗いものの、柔らかで潤いある画体を有すると評されました。
3.掛け軸作家「楊月」の生い立ちや歴史
楊月の経歴の詳細は不明です。出身は薩摩(鹿児島県)であったとされ、山城(京都府)の笠置寺に住んだことから、笠置楊月と称されました。号は和玉とし、「臣僧楊月」「和玉」の印を用いたと伝えられています。文明18(1485)年の希世霊彦の讃が添えられた『山水図』(畠山記念館)により、15世紀後半から16世紀前半にかけて活躍していたことがうかがえます。
4.楊月の掛け軸作品の代表作一覧
- 山水図
- 四季山水図屏風
- 猪頭・蜆子和尚図
- 布袋図
- 椿に小禽図
5.楊月の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
楊月は時代が古いため鑑定が難しいとされる画家の一人です。真作を裏付ける古筆の極などが付いていると、より査定額が高くなるでしょう。また作品のサイズや状態なども重要視されます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(古いお品となるため、古筆の極など鑑定書があればなお良い)
- 楊月の署名・落款があるか
- 画題はなにか
- どのような仕立てか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.楊月の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
楊月の作品は希少です。ネットオークションなどになかなか出ませんが、真贋不確かな小品の掛軸が66,000円で落札された例がありました。紙本水墨の山水図で、サイズは掛軸全体が130cm×44cm、本紙は45.5cm×31.5cm、軸先は象牙で、状態は「イタミ、シミ有、片方軸先無し。」と表記されていました。
7.楊月の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
楊月の作品は多くは小品ですが、市場に出回る数も非常に少ないため、希少価値の高いものとなっております。もし楊月の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。
その他の掛け軸について
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