横山 華山(よこやま かざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.横山 華山の作品を売りたいお客様へ
横山華山は、江戸時代後期に活躍した絵師です。子供の頃から、家計を助けるために砂絵を書いて披露し、養子に出された先で絵と本格的に向き合います。大家と言われる絵師に師事せず、流派に属さず、独自の自由な筆使いで江戸時代の日本を表現し続けた孤高の絵師です。
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2.横山 華山についての解説
横山華山は独学で絵を学びます。曾我蕭白の絵の写したものなどは、落款を見なければどちらの作品かわからないほどの完成度で、細部まで研究された情熱、華山の才能の豊かさを感じることができます。また、当時の画の諸派に属していなかったことから、伝統をや形式に囚われず、画風や構図が非常に自由でユニークさがあります。西洋の遠近法にも似た立体的で近代的な表現も華山の大きな特徴です。
3.横山 華山の歴史
横山華山は、京都にて福井藩の藩医のもとに生を受けます。家が貧しかったため、西陣織を営む親戚の家に養子に出され、そこで養父や養父と交流のあった絵師から絵の手ほどきを受けます。また横山家が曾我蕭白と関係があったことから、その作品と触れ合う機会も多く、曾我の絵を研究していくなかで構図や筆使いなど、絵に関する多くのことを学びながら、独自の路線を作っていきました。
4.横山 華山の代表作
- 紅花屏風 (1823-1825)
- 唐子遊戯図屏風
- 天橋立・富士三保松原図屏風 (1822)
- 夕顔棚納涼図
5.横山 華山の作品の買取査定ポイント
華山の作品は、幕末から明治、大正期に外国の要人の目に留まり、現在作品の多くは大英博物館やボストン美術館など海外の有名な美術館に多く所蔵されています。日本画でありながら自由な独特の画風から当時から海外で人気があり、最近では日本国内でも再び脚光を浴び始めています。残念ながら贋作も多く、真作と証明できる確かな落款や共箱の有無も重要です。
代表的な査定ポイント- 真作であること
- 状態が良好か(傷や汚れ、カビなどの有無)
- 大きさ
- 共箱、落款、印章などの有無
6.横山 華山作品の取引相場価格
華山直筆の屏風や画は美術館や神社、寺院に所蔵されているなど国宝級に近いものですので、そうそう市場に出回るものではありません。真作の発見ともなれば、もちろん値段も数百万単位のかなりの高額になります。ヤフーオークションなどで取り引きされた華山の有名な作品を掛け軸にした骨董品で、サイズが70cm×80cm、年代が古く比較的きれいなものであれば、約50,000円〜60,000円で落札されています。
7.横山 華山の作品の買取についてのまとめ
横山華山は、その天才的すぎる画風や自由さ、個性から、日本ではその価値は長く埋もれてしまっていました。鎖国が解かれると同時に、いち早くその価値やを見いだした西欧の人々により、アメリカやヨーロッパに旅立ってしまった作品が多くあります。現在その才能が見直され、日本でも大きな展覧会が開催されています。それほど華山のセンスは先鋭的過ぎたのかもしれません。
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