葉 恭綽(よう きょうしゃく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.葉 恭綽の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

葉恭綽は、清朝末期、中華民国、中華人民共和国という激動の時代を駆け抜けた中国近現代の政治家であり文芸家です。書画家としても高名で、豪快で強靭な独自の筆跡が魅力の書や典雅な竹の画が高い評価を得ています。作品の価値は高く、意外な高値も期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「葉 恭綽」についての概要

葉恭綽(1881年~1968年)は、中国広東省に生まれました。字は裕甫、誉虎といい、晩号は遐庵です。北京政府では交通系とされており、また、国学館館長など要職に就き文物の保護活動にも取り組みました。中華人民共和国成立後はピンインなど普通話の体系の整備にも尽くしています。さらに北京中国画院の学部長として、中国美術の発展に大きな功績を残しました。

3.掛け軸作家「葉 恭綽」の生い立ちや歴史

葉恭綽は中華民国政府で着実に政治家としてのキャリアを築いていきましたが、不安定な政治状況の中、一時期日本に亡命を余儀なくされるなど、時代の荒波に翻弄されていきました。中華民国が滅びた後は文物保護活動に軸足を移し、広東省の文物情報を整理してまとめ上げるなど、文化の保護と発展に大いに寄与しました。中華人民共和国建国後の1954年には、中国文字改革委員会常務委員に就任、1956年には中央普通話普及工作委員会委員として、「漢語拼音方案」の作成に関与しています。享年88歳でその人生を終えました。

4.葉 恭綽の掛け軸作品の代表作一覧

  • 遐庵诗
  • 遐庵清秘录
  • 矩园馀墨
  • 叶恭绰书画选集
  • 叶恭绰画集

5.葉 恭綽の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

著名な政治家でもあることから、贋作が出回っている可能性もある作家です。肉筆の作品では、署名、落款や筆跡などでより真作である可能性が高いものほど高値も期待できます。さらに保存状態が良好で付属品が揃っているなど条件が揃えば、思わぬ高額査定となることもあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 署名や印(落款)があるかどうか
  • 良い保存状態であるか(傷や汚れなどがない場合、査定額は上乗せできます)
  • 作品の大きさ(尺)はどれくらいか
  • 葉恭綽作の証明ができるものかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
  • 作品の素材はどのようなものか
  • 付属品が揃っているか(箱や袋、軸先など)

6.葉 恭綽の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

肉筆の作品では、本紙がそれぞれ縦126cm、横18cmの双幅の書の掛け軸では、経年の折れやシミなどが少しある状態で、署名、落款があり38,500円で落札されています。真作が出回るケースは少ないと言え、署名や落款などで真作の証明ができ、さらに筆跡などに作家の個性の表出が著しい作品の希少価値は高いです。一気に高額落札に至る可能性もありますので、ご確認のうえ、これはという作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

7.葉 恭綽の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

政治と文化の両面から中国発展の礎を築いたとも言える葉恭綽。時代を生き抜いた気迫漲る作品の数々は、現在も人々の崇敬を集めています。日本に亡命していたこともあり、ご祖父母の代の交流の証がある可能性もあります。一度ご確認される価値は十分にある作家です。

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