吉田 博(よしだ ひろし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.吉田 博の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
吉田博は、水彩画、油彩画、さらに木版画など多彩な分野で綺羅星のごとく傑作を数多く生み出し、明治、大正、昭和の三時代を通して日本洋画壇に革新を起こし続けた巨匠です。作品の市場価値は極めて高く、高額査定となることも多いです。
このページの目次
2.掛け軸作家「吉田 博」についての概要
吉田博(1876年~1950年)は福岡県の出身で、上京し小山正太郎の画塾「不同舎」に入り画家として本格的に始動します。1899年以降は欧米諸国を歴訪し、ボストンなどで展覧会を成功させ、さらにパリ万博で褒状を授かるなど世界に名を馳せました。また、木版画の分野でも先駆者たる活躍を見せ、画壇に大きな衝撃を与えました。瀬戸内海集『光る海』という木版画は、イギリスのダイアナ妃が執務室に飾っていたことで有名です。
3.掛け軸作家「吉田 博」の生い立ちや歴史
吉田博は、23歳という若さで渡米し、欧米歴訪から帰国後の1902年、中川八郎らとともに太平洋画会を創立しました。さらに、セントルイス万博、東京府勧業博覧会などで受賞を重ねるなど、その活躍は世界規模に及びました。1920年頃からは木版画の制作にも熱心に取り組み、1925年には『アメリカ・シリーズ』、『ヨーロッパ・シリーズ』の出版を始めています。戦後も、第3回日展の審査員を務めるなど意欲的に活動し、享年74歳で逝去しました。
4.吉田 博の掛け軸作品の代表作一覧
- 雨後の桜(1904年)
- 紐育ブルックリンの夕景(1907年)
- 千古の雪(1909年)
- 帆船シリーズ
- 日本アルプス十二題
5.吉田 博の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
国際的にも非常に知名度の高い作家のため、市場では贋作が出回っている可能性が高く、真作かどうかが買取査定の重要なポイントです。証明書や自刷の印などで真作の証明ができれば、高額査定に至る可能性も一気に高まります。また、作品の保存状態、付属品の有無なども査定額上乗せのためのポイントとなります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 作者の署名(落款)、自摺の印があるかどうか
- 吉田博本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるか)
- 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがないか)
- 作品の大きさはどうか
- 何の素材でできているか
- 付属品が残っているか(共箱・袋・紐など)
6.吉田 博の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
市場では水彩画、油彩画など肉筆作品、木版画とも市場価値は高く、5万円以上の値で落札されることも多くあります。掛け軸の作品では、作品全体が縦134.5cm、横64cm、本紙が縦42.5cm、横49.5cm『秋景図』が、署名、落款があり真作保証済みで、付属品として箱などがついており、おおむね良好な保存状態で61,000円で落札されました。さらに、代表作の『光る海』では、木版画サイズが縦40.5cm、横27.8cmの1926年に刷られた作品が、自摺の印と直筆サイン、朱印などがあり、作品の保存状態も良好で、121万円という極めて高額での落札に至っています。
7.吉田 博の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
弱冠23歳での渡米、彫の技術習得にまで熱心に取り組んだ木版画など吉田博の画業は新しい挑戦に満ちています。未踏の分野でも恐れずに踏み出す勇気が、作家に数々の偉業を成し遂げさせたと言えるでしょう。署名、落款、自摺の印などのある作品は、極めて高い値がつくことも十分期待できます。お手元に吉田博の作品をお持ちでしたら、査定に出されることが最良です。
その他の掛け軸について
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