吉田 兼好(よしだ けんこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.吉田 兼好の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

吉田兼好は、鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した歌人、随筆家です。本名は卜部兼好(うらべ かねよし)、後に出家したときから兼好(けんこう)と名乗りました。姓は嫡流が兼好より後の時代に「吉田」と称するようになり、江戸時代以降に「吉田兼好」と通称されるようになりました。日本三大随筆の一つとされる『徒然草』の作者として知られています。有名作家のため、真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「吉田 兼好」についての概要

二条為世門下の和歌四天王の一人と評された詠歌は、『続千載集』、『続後拾遺集』、『風雅集』に計18首が確認されています。散文の『徒然草』は、室町時代中期以降に高く評価されるようになり、現代でも文学的な評価が高い代表作です。思索や見聞した出来事を綴った『徒然草』は、当時を知るための貴重な史料となっています。

3.掛け軸作家「吉田 兼好」の生い立ちや歴史

吉田兼好は神職の家柄であり、通説では1283年頃(弘安6年頃)の出生と考えられています。1301年(正安3年)に後二条天皇が即位すると、昇進を重ねますが30歳前後にして出家し、仏門に入ります。法名は俗名の「兼好(かねよし)」を音読した「けんこう」と名乗りました。出家後は修学院や比叡山にこもり修行を積み、南北朝時代には大阪の正圓寺付近に移り住みます。この頃、二条為世を師事して和歌を学び、門下のなかで和歌四天王の一人と称されました。室町時代には九州探題の今川貞世とも文学を通して親交を持ち、晩年には足利氏の執事だった高師直とも交流しました。

4.吉田 兼好の掛け軸作品の代表作一覧

  • 徒然草

5.吉田 兼好の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、吉田兼好の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 吉田兼好本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.吉田 兼好の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

吉田兼好の掛け軸作品は、ネットオークションで真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。真作を保証するものであれば、例えば『忍久恋』という作品で軸寸縦約116.5cm×横約51.5cm、本紙寸縦約26.5cm×横約37.5cm、「軸先は象牙」、「紙本墨蹟自詠」、「落款あり」、「鑑定状、鑑定札、伝世箱付き」、作品状態は「本紙は染み、汚れ有り、表装は抜群に良好」とするものが、180,000円で落札されています。

7.吉田 兼好の掛け軸作品の買取についてのまとめ

吉田兼好は鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍し、日本三大随筆の「徒然草」の著者として有名な作家です。吉田兼好の掛け軸作品は、真作を保証するものであれば高値で取引きされているため、吉田兼好作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。