吉田 公均(よしだ こうきん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.吉田 公均の作品を売りたいお客様へ
吉田公均は幕末・明治期に活動した富山出身の画家です。四条派の画風を究めつつ、南画においても精緻練達の域に達しました。山水画に優れ、多くの名作を残しています。安政2年の京都御所再建に際しては学問所の杉戸を担当するなど、画力の高さを認められた画家であっただけに、買取価格も期待できるでしょう。
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2.吉田 公均についての解説
吉田公均(生没年不詳)の作品は総じて細やかな筆使いと華麗な色彩を特色としています。四条派の画家として人物・花鳥・山水画を得意としましたが、貫名海屋に師事して南画を学び、没骨画法と言われる中国画における彩色画法も取り入れるなど、画風は変幻自在に変化しました。
3.吉田 公均の歴史
吉田公均は享和4(1804)年または文化14(1817)年に越中国新川郡江上村(現・富山県中新川郡上市町江上)に、代々地元の豪農だった真四郎の三男として生まれました。通称は平吉、別号に広鈞、君吉、栖霞、江上漁夫があります。四条派の松村景文・紀広成(山脇東暉)に学び、また貫名海屋について文人画を修めました。文政13年には『平安人物志』に掲載されており、27歳には絵師として認められていることが分かります。生年と同じく没年にも明治8年、9年、13年と諸説あります。
4.吉田 公均の代表作
- 十六羅漢の図
- 金碧西園雅集図(1840年)
- 春秋花車図(1855年)
- 松鷹図(1855年)
- 四季の図(1865年)
5.吉田 公均の作品の買取査定ポイント
買取にあたって最も重要視されるのは作品の真贋です。確かな落款や印であることが重要ですが、共箱や箱書、書付など真作を裏付けるものがあれば、さらに査定価格は高くなるでしょう。また、サイズや保存状態なども大きく評価に関わってきます。
代表的な査定ポイント- 箱書や極書などがあるか
- 吉田公均の落款や印があるか
- 保存状態は良好か
- 画題はなにか
- 付属品の欠けはないか
6.吉田 公均の作品の取引相場価格
吉田公均の作品は国内のネットオークションで、真贋不確かなものでも111,000円で落札された実績がありました。『武陵桃源図』という絹本着色の掛け軸作品で、サイズは掛軸全体で197cm×67cm、本紙が116cm×51.5cm、極箱付、象牙軸、状態は「表具上部に少しイタミ有」と説明されていました。
7.吉田 公均の作品の買取についてのまとめ
吉田公均は名うての絵師たちが集結した京都御所再建にも参加した、確かな画力を持つ絵師でした。富山でも郷土の偉人として評価される作家であるだけに、高価買取も十分期待できるでしょう。もし吉田公均の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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