吉村 醇三郎(よしむら じゅんざぶろう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.吉村 醇三郎の作品を売りたいお客様へ

吉村醇三郎は大正・昭和時代の日本画家です。伊東深水らをはじめとする著名な日本画家に師事し、官展を中心に作品を出品。日展には25回、その他官展にも複数回受賞経歴がある、実力派の画家です。著名ゆえ、保存状態によっては高額査定も期待できる作家です。

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2.吉村 醇三郎についての解説

吉村醇三郎(1922年~没年不明)は福岡県出身で、千葉の松戸を中心に活動した日本画家です。伊東深水、その息子の伊東万燿、奥田元宋といった名だたる日本画家の門下生として日本画を学び、その影響から吉村醇三郎自身も風景や人物画を得意としました。日展には25回の入選、日春賞受賞、日春展は22回の入選、大潮展では最高賞を受賞している実力派の画家です。それゆえ作品は高値を呼ぶことも多い作家です。

3.吉村 醇三郎の歴史

吉村醇三郎は1922年に福岡県で生まれました。大正・昭和期の浮世絵師として著名な伊東深水や、その息子で現代的な人物群像を得意とした伊東万燿、また「元宋の赤」と表現される独特な赤色を特徴とする日本画家の奥田元宋らに師事しました。官展を中心に出品を続け、日展には複数回受賞し、日春展では日春賞を受賞。大潮展で最高賞を受賞したのち、日展の会友となりました。晩年は千葉県の松戸市に在住し、多くの作品を残しました。

4.吉村 醇三郎の代表作

  • 青響
  • 流声
  • 水響
  • 入江

5.吉村 醇三郎の作品の買取査定ポイント

緻密で洗練された風景画や人物画を得意とした吉村醇三郎。官展には複数回受賞しており、著名な画家であることから市場価値も高い画家の1人です。査定には吉村醇三郎本人の作品であることを示す落款・サインの有無と、作品の状態、また、掛け軸であれば軸先などの素材も査定でのポイントとなります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 吉村醇三郎の署名・落款(らっかん)があるか
  • シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
  • 掛け軸や絵に使われている素材やその質
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていることで評価額は上がります)

6.吉村 醇三郎の作品の取引相場価格

国内のネットショップで、吉村醇三郎の「入江」を題材にした日本画に129,600円の値がつけられています。こちらは大きさは内寸52cm×44cm、外寸70cm×62.5cm、額付きによるもので、荘厳華麗な古寺の幻想風景が描かれたものです。このように、状態も良好である作品は市場価値も非常に高く、高価買取も見込めます。

7.吉村 醇三郎の作品の買取についてのまとめ

名だたる日本画の重鎮の門下生として日本画を学び、自らは官展を中心に目覚ましい成績を世に残しました。吉村醇三郎自身も風景画の重鎮と呼ばれ、その精密でその場の空気をも表現し尽くされた彼の絵は現在でも非常に高く評価されています。もし吉村醇三郎の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。