吉村 孝敬(よしむら こうけい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.吉村 孝敬の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

吉村孝敬は、江戸時代後期の円山派の絵師です。円山応挙の晩年の弟子で、長澤蘆雪らとともに応門十哲の一人に数えられています。伝統的な狩野派の画法や応挙の写生画に倣い、さらには写生を推し進めた画風で京都画壇に大きな足跡を残しました。

このページの目次

2.掛け軸作家「吉村 孝敬」についての概要

吉村孝敬(1769年〜1836年)は京都に生まれ、名は孝敬、通称は用蔵、字は無違、蘭陵、龍泉と号しました。若い頃についてはよくわかっていませんが、幼少より画家であった父(吉村蘭洲)から絵を習い、早くに応挙の門に入ったと考えられています。

3.掛け軸作家「吉村 孝敬」の生い立ちや歴史

1798年、吉村孝敬は小石元俊の指導で行われた腑分けに、父と木下応受(応挙の次男)と共に同席し、『施薬院解男体臓図』の解剖図を描いたという記録が残っています。33歳の時、父と共に西本願寺の本如宗主から茶道格を仰せつかりました。それ以後、吉村孝敬は西本願寺の画事を多く務めました。

4.吉村 孝敬の掛け軸作品の代表作一覧

  • 農耕十二景図(1799年)
  • 近江八景図屏風(1799年)
  • 四季耕作図押絵貼屏風(1800年)
  • 雲龍図(1825年)
  • 十二ヶ月花鳥図屏風(1833年)

5.吉村 孝敬の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

円山派の絵師として後世にまで名を残した、吉村孝敬。独特で清新な感覚に優れ、とりわけ写生力に高い評価を得ていました。写生を重視した親しみやすい画風は価値が高く、高額査定の可能性があります。保存状態が良いとさらに高価買取できる可能性があります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
  • 素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)

6.吉村 孝敬の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

吉村孝敬の作品は西本願寺を中心に所蔵されていますが、現在において市場にはほとんど出回っていません。未整理や未発掘の作品も残存していると思われるので、もし吉村孝敬山の作品だと推察されるものがあれば、一度査定に出されてみることをお勧めします。取引相場価格は、保存状態や作品の種類によって大きく変わってきます。

7.吉村 孝敬の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

円山派の絵師として活躍した吉村孝敬。西本願寺門主のお抱え絵師でもあったため、優美な構図と気品のある画風が特色で、特に花鳥画の作品は高い評価を受けています。吉村孝敬の作品の売却をお考えでしたら、鑑定書が付いていれば真作証明済みの作品として高額査定が見込めます。査定に出す際には、作品の付属品も一緒に提出するようにしましょう。

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