吉原 真龍(よしわら しんりゅう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.吉原 真龍の作品を売りたいお客様へ

吉原真龍は現在の大分県である豊後生まれの日本画家です。美人画家として幕末期に活躍し、美人画ブームを築きました。四条派の華やかな表現に優美さを加えたものであり、その華麗な画風から評判となりました。特に色彩や描画に、真龍の独自性が感じられます。また、真龍は多くの優れた門人を育成した人物でもあり、評価の高い作家と言えるでしょう。

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2.吉原 真龍についての解説

吉原真龍は幕末に活躍した日本画家で、肉筆による美人画を主に描きました。真龍の師である三畠上龍は、描いた女性の衣装に四条派的な花鳥を取り入れるなど華やかな表現を行いましたが、真龍もこの様式を継承し、さらに独創的な色遣いや描線により風格や優美さも付加した京風の美人画を生み出しました。その絵は、美人画の流行を作ったとも言われています。また、抱えた門人は非常に多く、その数は100人を超えており、優れた画家を多数輩出しています。

3.吉原 真龍の歴史

吉原真龍は1804年、現在の大分県にあたる豊後国の西国東郡真玉町に生まれました。幼少から書画を好んだ真龍は京都へ移り、美人画の名匠である三畠上龍に師事して絵を学び、自身も美人画を手がけるようになります。やがてその腕が認められ、1849年には法橋に叙せられて宮中に出入りするようになりましたが、その後幕末の混乱を避けて職を辞し、1853年には故郷に戻りました。故郷では、自適の生活を送りながらも門人を育成し、1856年51歳で逝去しています。

4.吉原 真龍の代表作

  • 舞妓納涼図
  • 婦人図
  • 桜下美人図

5.吉原 真龍の作品の買取査定ポイント

吉原真龍の作品を買取査定する際には、まず真作であることが重要になります。また、落款・サインや付属品の有無も査定にかかわるポイントとして挙げられます。さらには、保存状態によっても査定価格が変動します。

代表的な査定ポイント
  • 軸の素材
  • 落款・サインの有無
  • 保存状態は良好か
  • 吉原真龍の真作であること
  • 掛け軸の大きさ
  • 付属品はあるか

6.吉原 真龍の作品の取引相場価格

取引事例としましては、桜下美人図の掛け軸作品が22,900円の値で落札されたものがあります。こちらは本紙サイズが縦126.5cm×横52cm、軸の素材は骨で、シミや折れがあるお品でした。保存状態によっては更なる高価買取にも期待ができるでしょう。

7.吉原 真龍の作品の買取についてのまとめ

吉原真龍は同じく美人画家として活躍する三畠上龍に師事して画を学び、四条派の華麗さと、独自の表現による風格や優美さを融合した京風の美人画を描きました。真龍の美人画は評判となり、法橋にも叙せられています。作品をお持ちの方は、ぜひ一度査定に出されることをお勧め致します。