于 非闇(う ひあん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.于 非闇の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

于非闇は近代中国の画家・書家です。中国北京出身。幼名は魁照、後に于照に改名。字は仰枢、非闇、号は閑人、聞人、老非。祖籍は山東省蓬莱。伝統的な写実表現の真髄を伝承し、現代工筆の発展のために堅実的な基礎を固めることに成功。さらに、書法にも長けていた于非闇は宋徽宗の書法瘦金体を学び、近代屈指の能書家としても名を残しました。花鳥画、書物ともに美術品的価値が高い于非闇の作品は、高値での買取りが可能です。

このページの目次

2.掛け軸作家「于 非闇」についての概要

于非闇(1889年~1959年)は、1912年に師範学校に入学。2つの大戦の間の時代には私立師範学校、私立華北大学美術学部などで教鞭を執りましたが、1935年(当時46歳)で工筆(写実)花鳥図画を描きはじめてからは花鳥画の製作に没頭するようになりました。1936年の最初の個展以来、力強くもあり優雅さも兼ね備えた筆さばきを生かした作品は高い評価を受け、1949年以降は中央美術学院民族美術研究所研究員、北京中国画研究会副会長、北京画院副院長といった重要な地位に就きました。

3.掛け軸作家「于 非闇」の生い立ちや歴史

于非闇は幼いころから花・鳥・虫・魚を育てることを好み、自然への理解を深めました。于非闇の作品で多く見られる紅色の色彩は、自然を直接研究し経験的なアプローチを通して色彩への造詣を深めたことから生まれました。于非闇は長い間中国絵画の色に関する研究も行ない、論文の執筆も行いました。また、弟子の育成にも励み、于非闇の流れを引き継ぐ田世光と俞致貞といった著名な画家を輩出しました。

4.于 非闇の掛け軸作品の代表作一覧

  • 丹柿図(1958年)  
  • 非闇漫墨芸蘭
  • 中国画顔料研究

5.于 非闇の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

于非闇の作品は、色彩について深い知識をうかがわせるだけでなく、繊細で非常に細かい描線が特徴です。人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば、高額査定になる可能性があるでしょう。 また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 軸や画の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)

6.于 非闇の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

工筆花鳥画の創作と研究に尽力した于非闇の作品の鮮やかな色あしらいは非常に人気が高く、オークションでは先日、真作が136,000円で落札されたほど。 また、縦126cm×横65cmの染みあり、箱なしの掛け軸も于非闇の肉筆というだけで101,000円という高価買取が成立しました。于非闇の作品であるか分からない時はお知らせください。直ぐに確認・査定いたします。

7.于 非闇の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

現代中国画の歴史上、工筆花鳥画の創作と研究に尽力し成功した画家、于非闇。現代でも人気のある作家なので、多くの作品に高値がつきます。シミ・汚れ・欠けなどの作品の状態や鑑定書の有無等によって買取り価格は変わってきますが、もし真作で鑑定書がついていればさらに値打ちが高まります。

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