惲 寿平(うん じゅへい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.惲 寿平の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
惲寿平は清代の花鳥画に多大な影響を与えた常州派の中心画家です。輪郭線を描かない独特な画法である没骨法(もっこつほう)が特徴。清朝花鳥画の典型をつくったことで広くその名を知らしめました。惲寿平の作品は張秋谷などの来舶清人によって江戸時代の日本にもたらされ、なかでも渡辺崋山や椿椿山は没骨法を深く研究しその後それぞれの画業を大成させました。構図、描線、賦彩ともに洗練された惲寿平の画風は、当時の日本画壇に大きな影響を与えました。また唐の褚遂良(ちょ すいりょう)の書風に倣い、能書家としても活躍しました。
このページの目次
2.掛け軸作家「惲 寿平」についての概要
惲寿平(1633年~1690年)は中国清代初めの文人画家・書家。清初六大家の四王呉惲の一人。初名は格、後に字の寿平が名前のように通用したことから別に字を正叔としました。 号は南田・東園生・白雲外史・雪渓外史など。日本では惲南田と呼ばれることも多いです。
3.掛け軸作家「惲 寿平」の生い立ちや歴史
惲寿平は経済的に困窮した家庭環境に育ちながらも、文人としての教養を磨き詩書画三絶と称されました。はじめは伯父の惲向に画を学び山水を得意としていましたが、中年以後、輪郭線を描かない没骨法を取り入れ、花卉画に専念するように。写生を基礎に置き鮮やかな色彩の花卉図を画く独特の画風を確立しました。後にこの一派を常州派と呼び、惲寿平は中心的な存在として名を残しました。
4.惲 寿平の掛け軸作品の代表作一覧
- 牡丹図
- 花隝夕陽図巻(1671年)
- 魚藻図軸(1674年)
- 落花游魚図軸(1675年)
- 山水画冊(1687年)
- 擬徐崇嗣四時花卉図巻(1688年)
5.惲 寿平の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
常州派の中心画家で,清代の花鳥画に多大な影響を与えた惲寿平。鮮やかで清新な色彩の花卉図を描き、没骨法という花葉や枝の輪郭線を描かない技法を取り入れる独自の画風を確立しました。形態が細やかで色彩が華やかな初期の画風よりも、晩年の淡雅な画風はさらに高い評価を受けていますので、惲 寿平の晩年の作品の買取はかなりの高額査定が期待できるでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 以下の内容を事前にご確認いただくと査定がスムーズです。
- 作家名・作品名 (掛軸には落款(らっかん)と呼ばれる印鑑やサインがあります)
- 保存状態 (シミや破れのないきれいな状態で保存されていれば、高く買取できます)
- 大きさ・サイズ(高さ、横幅をご確認ください)
- 作品の種類(神仏画、花鳥画、山水画など図柄わかれば、お知らせください)
- 付属品(掛軸を入れる共箱や鑑定書があれば一緒にお持ちください)
6.惲 寿平の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
惲寿平は芸術的才能に優れ清代を通じて多くの画家に影響を与えた功績から、保存状態がよく、箱が残っているとかなりの高額で買取される可能性があります。自然美を生かした明るい色調の花卉画が人気と需要が高いです。惲寿平の掛け軸は歴史的価値や保存状態などにより大きく違いますが、絹本190cm×56cmの花鳥図で60万円以上の高値が付いたこともあります。平均的な価格は10万円前後からです。
7.惲 寿平の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
時代を超えた美を残す掛け軸。とりわけ鮮やかで清新な色彩が特徴の惲寿平の作品は現代でも需要があります。彼の沒骨法を使用した花鳥画は重々しさのないことから海外でも人気。特に晩年の作品には付加価値が付いて高額買取が可能です。
その他の掛け軸について
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