曽 国藩(そう こくはん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.曽 国藩の作品を売りたいお客様へ

曽国藩は清代の書家で、初名は子城、字は伯涵(はくかん)、号は滌正(てきせい)です。一時は王朝に仕え官職に就くものの、家族のために帰郷しました。太平天国の乱が起きた際、義勇軍を組織して鎮圧に功績を上げます。軍人として国を支える活躍した一方、学問に通じ文人としても一流でした。

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2.曽 国藩についての解説

曽国藩は27歳のとき、科挙に合格し王朝で教育や科挙を司った礼部で官職に就きました。その後、乱の鎮圧に貢献したことで爵位を与えられ、地方長官の要職を歴任します。何紹基ら文人とも交流があり、唐碑や帖学に倣い学びを深めました。『曽文正公全集』、『曽文正公手書日記』といった作品を残しました。清朝後期における国家の柱石として著名な人物です。

3.曽 国藩の歴史

曽 国藩は1811年、湖南省湘郷県に生まれました。1838年、科挙に合格し官職に就きますが、母親が亡くなり喪に服するため41歳で帰郷します。その後、太平天国の乱鎮圧を命じられ見事成功、武昌収復、太平天国軍の首都天京(南京)陥落などの武功を次々と上げ、清朝に仕える漢民族としては初めて直隷総督に就任します。1872年、在職のまま亡くなりました。

4.曽 国藩の代表作

  • 曽文正公全集
  • 曽文正公手書日記
  • 曽国藩家書

5.曽 国藩の作品の買取査定ポイント

古い時代の人物なので、作品は芸術品としてはもちろん骨董品としての価値があります。真作で状態が良ければ、100万円前後の値がつく可能性があります。鑑定書などありますと、より確実に高額査定が可能です。近年は中国美術の日本国内での流通が限られており、希少価値があります。

代表的な査定ポイント
  • 本物であると判断できるかどうか
  • 経年劣化ができるだけ少ないこと
  • 署名や落款があるかどうか
  • 書かれている内容

6.曽 国藩の作品の取引相場価格

インターネットオークションに出品された、曽国藩作品の模写品は7,750円で落札されました。こちらは全体サイズ195cm×46cm、本紙サイズは81.5cm×30.5cmの紙本です。軸先は木で、全体的に目立つ欠損や汚れはありません。本人肉筆ではなく、あくまで模写品ということで取引されています。模写品でも多くの入札があったことから、真作であれば1~2桁は価格が上昇すると考えられます。

7.曽 国藩の作品の買取についてのまとめ

曽国藩は一流の軍人であり文人でもありました。清朝の危機的状況を救い華々しい功績を残した、中国史上重要な人物の一人です。中国国内では近年再評価されており、その人気も高まっています。作品は日本市場だけでなく海外市場でも需要があるので、作品を所蔵されている場合はぜひお知らせ下さい。